2008年02月15日

アトピーと薬物療法

アトピー性皮膚炎の痒みを抑えるのみ薬として、現在入手できる痒み止めの薬は抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬と呼ばれています。

アトピー性皮膚炎の大きな症状の痒み。アトピー性皮膚炎の痒みはアレルギー性炎症によって産生されるヒスタミンなどの活性物質が痒みを引き起こす一因なのですが、痒みの原因はまだまだよく解明されていないのが現状です。
抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬には、眠気を感じる副作用があるものなどありますので、主治医と相談しながら自分にあったものを選んでゆきます。しかし、これらを飲むことによりアトピー性皮膚炎は完治することはできません。

痒みにはヒスタミンだけでなく、他の要因もあるからなのです。痒み止めの飲み薬と併用してステロイド外用薬やプロトピック難航などの外用薬と組み合わせることによって、より強い痒みの抑制効果が期待できます。
ステロイド軟膏などの外用薬は炎症を抑えるので、痒みも当然抑えてくれます。ヒスタミンなどの活性物質の作用を抑制する抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬の内服(のみ薬)も痒みに効果がありますが、痒みを抑える力はステロイド軟膏やタクロリムス軟膏よりも強くはありません。

しかし、多くのアトピーに悩む患者さんが抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬を飲んでいるときのほうが、痒みが少ないと自覚されていますので、飲み薬による効果には個人差がでてくるようです。

様々な種類の抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬がありますので、アトピーの患者さんが各々でどの抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬が痒みを抑えてくれるのか、効果をみながら飲んでもらう場合が多いです。 とりわけ大きな副作用はありませんが緑内障や前立腺肥大症の方では症状が悪化することがあるので注意が必要です。

*最近の抗アレルギー薬には眠気が少なく、緑内障や前立腺肥大症の方でも安心して内服でき、1日1回の投与ですむ薬もできてきてます。最重症の場合にはステロイドののみ薬を使用することもあり、感染症に注意しながらできるだけ短期間使用します。
ニックネーム 不知火舞 at 17:55| アトピー薬